南信州・遠山の保険屋さん便り

南信州は遠山郷の損保・生保代理店M&Mトオヤマです。姓は遠山、生まれも育ちも遠山にです。皆様には親子2代で大変お世話になっております。さあ、ここは2代目遠山の見た遠山郷の話題を中心に日々を綴ります。

市田柿

南信州ではいっせいに市田柿の季節を迎えました。
先週末は、柿農家の皆さんは一家総出で、あるいは、若者を頼んでの柿の収穫に明け暮れたことでしょう。

知人の宅では爺さん婆さんが大切にしていた柿畑があって、お年寄りの足腰がまだまだ丈夫だった頃には、それはそれはたいそう立派な軒先の柿すだれが目を楽しませてくれていたそうです。

ところが、ここのところの老夫妻の体の具合のことや、従来とは異なって品質や衛生面での基準のことが、あれこれ言われるようになったことが手伝ってでしょうか、市田柿を諦める農家さんの例も増えていると聞いたことがありました。
残念ながら、こちらもそのケースらしく、勤めに出ている息子さん夫婦とお孫さんの手を借りて、やっとのこと収穫に漕ぎ着けていたんだそうです。

そういえば、昨年の秋は柿の生り年、裏表で言えば表年だったとかで、冬の寒空に取り残されて熟した、そのままの柿色が淋しそうだったことを思い出しました。

こうして、採り手、作り手を外に頼める場合はまだしも、そこまでできないケースも数多くあって、市田柿の先行きを案じていらっしゃる方も大勢いらっしゃるようです。

さらに干す手間に加えて、干し放し…というわけにもいかないことから、湿度や温度管理など面倒を看ることまで考えると、それはもう並大抵の努力では行かない…とも聞き、なんとも複雑な思いがします。

全国的に地域の過疎化や高齢化という、市田柿に限ったことではなく、構造的な問題を抱えているだけに、そう簡単に当地jにフィットした具体策というわけにも行かず…、さりとて、ただ指をくわえているわけにも行かず…。

とにかく、市田柿を栽培して加工して、商品とすることに若い人を中心に魅力を感じてくれることを望むばかりです。

とりとめもなく、ただ案じるばかりです。


<完>


PageTop