文字にするケースは一般的ではありませんが、お年寄りと話をしていると、ときどき耳にした記憶です。
使い方は…
「ちゃんと、おかしまして食べなッ!」
「おかしまできとるじゃ、えらいなぁ〜」
それぞれの意味ですが
「きちんと正座をして(ご飯を)食べなさい!」
「正座ができて、偉いものだ」
仕事の現場では、当地の方に限らず、全国各地の方とお話しする機会が多いので、そんなときに敢えて「おかしま」という方言を遣う場面は皆無でしょう。
「おかしま」に限らず、各地から起こしになった方に方言の一端を披瀝しますと、その何ともやさしい当地の方言の響きに感心される場面が多々あります。
「かんな」
なんていう言葉などは、その代表格かもしれません。
意味も響きも、おそらく京都地方の
「かんにんな」
に通じるのでしょうが、「堪忍」という明確な意味を持った漢字を想起させてしまう一方で、「かんな」はさらにやさしく響くような気がします。
さて、
「おかしま」という方言は、大人の風景より、どちらかというと子供の風景を思い出すのはなぜでしょう。
先の用例も、大人の風景で使ったら、ちょっと違和感が漂いますが…。
思いつくのも子供の風景、それも子供と大人の風景です。
などと思いつつ、方言に包まれた環境が懐かしく。
当地の方言には、やさしい秋の陽射しが似合います。
<完>


